関西大学校友会 堺支部
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行事報告


【第13回 逍遥の会】 2002年11月9日

<第31回 校友会事業部見学会> −伊勢神宮垣内参拝と地元支部との交歓会−

早朝の雨もあり、少々寒さ厳しく感じさせる出発の朝であった。11月9日(土)、最終集合地である近鉄宇治山田駅で校友100余名が2台のチャ−タ−バスで出発。食べ物の守護神・外宮「豊受大神宮」から考古、歴史資料や神様の衣食住が収蔵されてる「神宮徴古館」の見学、神宮会館で昼食後、食品、土産物が揃う伊勢路の名所「おかげ横町」、江戸時代にタイムスリップしたような気分が味合える参宮気分、素晴らしい一刻であった。
そして本日のメインの皇大神宮(内宮)参拝、垣内参拝と奉納お神楽見学である。今回は、皇學館大学学長の大庭 脩 先生(本学名誉教授)のご案内で見学の予定でしたが病気療養中の為、皇學館大学教授の西山 正容 教授(47院博英)が懇切丁寧な案内をして頂きました。
正装で参拝との意向であったが、連絡の手違い等から最低ス−ツにネクタイを着用してとのことであったが、それに及ばない服装の面々も多々あり、少々、形、心の内でズレを感じたものである。伝統の重み、形骸化傾向にある文化とのギャップを感じたものである。しかし、古い形にも教えられるものがある。日本人の暮らしから失われつつある神宮、神社参拝の「二礼二拍手一礼」の形と「参宮前の清めの手洗い」の形についてである。その順序はまず柄杓に手水を入れ、(柄杓を左手から右手に持ちかえる)その手水で口をすすぐ。ここで大切なことは柄杓に口を付けないことである。この二つを守っての神さん参りは楽しくなるのではないだろうか。格式にこだわる垣内参拝、奉納お神楽にギャップを感じたが神事への参加は充実した一日であった。
夜の地元支部(三重南勢支部、北勢支部、愛知女子秀麗会)との交歓会も手品等の余興もあり、賑やかな懇親の一刻であった。何処のの支部の悩みも同様で、若いOBの組織への参加が少ないと吐露されていた。
第二日目はそれぞれ観光、ゴルフとオプショナルツアーとなり、我々堺支部「逍遙の会」のは「海の博物館」を見学する。海の博物館は鳥羽から賢島へのパ−ルロ−ドが海の方へ下がってる所にあり、海を知り、海を愛する心を育てようと呼びかけている。ここで2時間あまりの時間を過ごす。
「数々の賞に輝く!木造大空間の展示室」そこには、クジラやカツオを追っていた夢を浮き彫りにした木造船の大群、海の汚染、海の文化の衰退に歯止めをかけようとする涙ぐましい努力が感じられる。失われていく漁民の伝統・信仰と祭り、伊勢湾周辺の漁、志摩の海女さん、海文化の諸道具、木造船と航海をどう保持していくか。自然と共存しない人間、海の汚染、海の文化の衰退、これらに対して、それぞれのコ−ナ−1つ1つの展開する姿が、呼びかけが警鐘を鳴らす姿勢を貫いている。
この見学を通じて、崩れゆく伝統、喪失する古き歴史という不安を否定することはできなかっ た。

小川 耕二

<畑下会長と天井支部長>
畑下会長と天井支部長

<企画された片山久江事業部長>
企画された片山久江事業部長

<有志によるマジックショー>
有志によるマジックショー

<宇治橋にて>
宇治橋にて

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