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芦屋美術博物館への校友鑑賞ツアー開催


開催日時 平成21年2月21日(土) 画像はこちらをクリック
開催場所 芦屋美術博物館
昨年5月の総会より芦屋市立美術博物館の運営管理について議論されていましたが、現在は平成17年9月に設立されているNPO法人を主体として、新たに参画した校友らの市民ボランティアにより運営されています。しかしながら厳しい状況が続いており、継続するには芦屋市民のさらなる協力が必要であることから、今回、芦屋美博の校友向けツアーを行いました。
2/21は芦屋市立美術博物館で、『近世大坂文人画の世界〜関西大学コレクションを中心に〜』を校友の明尾学芸課長の説明付きで鑑賞し、その後食事会と、楽しい一日でした。ご参加いただいたみなさま、明尾さん、ありがとうございました。
食事会では総会の反省、さくらまつり、サマーカーニバル、美術館の利用として(1)庭をビアガーデンにしたイベント (2)11月第3木曜にボージョレ・ヌーヴォ解禁と共に味わう会、骨董バー企画(by 明尾さん)などなど、今後の活動について、いろいろな意見も出ました。参加者は、支部長、富田先輩はじめ、16名でした。また、神戸支部から渡邊副支部長にもご参加いただきました。
美術展は当時の商人を中心とした大阪の民間人の文化教養レベルの高さを伝える文人画が並び、見応えがありました。大阪商人たちが奥座敷として愛してきた芦屋でこのような美術展を、しかも関大コレクションを中心に見られるというのは意義深いことだと思います。 中国文化への深い造詣とともに大阪のオリジナリティも見られる文人画は、「自娯」すなわち自分が楽しむことが重要で、売るための書画ではなく、純粋に美意識や感性を深め追求することが目的だったとか。そのオタク的とも言える楽しみ方の世界ですが、日本文化への影響や中国文化ならではの風習などが読み取れ、当時の人々の豊かな時間の流れが感じられます。
チラシに使われている絵は曲水の宴です。平安貴族の遊びだと思っていましたが、実は中国が発祥だったのですね。日本の優雅な貴族の遊びとちがって、よく見るとなかなかユーモアたっぷりです。
実物はとても美しい色合いです。 曲水の宴参照。
イギリスの美術館とのコラボもあるようです。これから世界にどんどん出して行ければ、校友としても誇りです!関西大学校友会芦屋支部の有志がNPOを支えて活動を開始していますが、今後とも関大校友としてまた芦屋市民として、地元の美術館の存続に支援していきましょう!
VIVA MUSEE d'ASHIYA!
山本 淑子

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