活動報告
「秀麗寮の今」の見学と懇談会レポート
2023年8月30日
2023年8月30日、大学国際部の協力を得て、寮の見学と寮生との懇談会に臨みました。
現在の秀麗寮は私費留学生や交換留学生の利用を意図して1989年(平成元年)3月に竣工。オートロックと24時間常駐の管理人の下で、寮生の暮らしの安全が保障された近代的な施設に生まれ変わっていました。
全個室は180。その6割が留学生。男女の割合もほぼ6対4という状態だそうです。
「教育の場」としての設置目的は、秀麗寮創立以来変わらぬテーマですが、かつての寮主事や学生自治の制度は廃止され、代わりに国際部の募集と審査を経て任命された12名のRA(レジデント アシスタント)が留学生の寮生活のサポート、アクティビティの企画運営や人材育成プログラムへの参加を促すスタイルに大きく変貌していました。
寮を見学した後は、国際部の会議室に移動。そこで現役寮生、国際部担当者との懇談会に臨みました。
「秀麗寮の発展に協力することを目的とする」(寮士会会則第2条)ことを標榜しているものの、寮士会として何ができるのか。その前に、寮の実態を認識しているのか、寮士会として考慮しておくべき大学側の意図やプログラムの内容を知ることが目的でした。
今の大多数の寮士会員が、寝食を4年間共にした過去の秀麗寮は、もうどこにもその面影を見つけることはできません。
しかし、これからの試行錯誤を課題として胸に刻み、10月9日の寮士会総会への招待状を手渡して秀麗寮を後にしました。