活動報告
秀麗寮士会 第２３回定期総会を開催
2023年10月9日
関西大学「秀麗寮」創設から７０周年となる２０２３年１０月９日（月祝）、関西大学百周年記念会館に於いて、秀麗寮士会第２３回総会を開催しました。
総会では、議長・西浦敏昭氏（２２期・工）、副議長・武内敏昭氏（２２期・経）が議事を進行。執行部が会務・会計・監査の報告を行い、次期会長に原口和博氏（２０期・経）が選出され、会則改正、財務改革等の議案を審議して可決しました。
総会が終わると、同会館大階段に全員が勢揃いして記念撮影。その後、引地達也氏（３８期・文）の司会による懇親会にうつりました。
懇親会では冒頭に、ご来賓の田中義信会長から、新たな大学用地の取得・新学部の設置等、大学や校友会の活発な活動状況のご報告があり、誇らしい思いで拝聴しました。
その後、６代目会長・重森英樹氏（１０期・法）による乾杯で懇親の宴が開始。
新型コロナ感染症のため、総会は延期され、それぞれが逼塞した暮らしに飽いていたこともあり、久しぶりの再会は、懇親の輪を大いに盛り上げる機会となりました。
懇親会の合間には、今年７月にリニューアルした寮士会のホームページの紹介を兼ねて、リンクされている元寮生・佐藤宗晴さん（４５期・経）の追悼映像が披露されました。佐藤宗晴（ときはる）さんは、卒業１０年目の２０１１年３月１１日に発生した東日本大震災に遭遇。宮城県警の巡査として避難民誘導中に殉職されたものです。
続いて、寄付金提供者への「寄付金受領証明書・兼 感謝状」贈呈となりましたが、だれも壇上に上がらないため、会長自らせわしなく該当者を探し、手渡す有様でした。
懇親会も半ばを過ぎた頃、能の演目「高砂」の待謡（まちうたい）に乗せて、作務衣を着、翁（おきな）の能面をかぶった岩崎拓治さん（３期・法）が登場。能面をかざしながら、面打師としての４０数年の活動を披露。ロビーには作品の中から選ばれた６０数点がスチール写真で展示されました。
続いて、かっぽれの音曲に乗せて、同期の亀井宗七さん（３期・商）が登場。梅后（ばいこう）流・師範「櫻川亀多丸」としての、年季の入った「江戸芸かっぽれ」が披露されました。
フィナーレは、小柳節夫氏（１２期・経）が登場。全員で大きな円陣を組み、逍遙歌を高らかに高吟し、２年後の再会を期して楽しく散会しました。
散会後も５期、１２期、１４期の各位は箕面のホテルに会場を移し、１０期生は中之島の大川に船を浮かべて松茸膳で二次会を開催。いつ果てるともなく酒宴が続いたそうです。
文章：400字詰め原稿用紙１枚程度