心の灯
2022年12月投稿
「あの日あの時・・・思い出すままに」
坂根 溥二さん(9期・工)
(16.23.6.7号室住人)
入寮時も、寮に別れを告げたのも阪急電鉄「花壇町」であった。
一つ前の駅が「豊津」で焼肉屋、おでん屋、パチンコ店、映画館、喫茶店、教会、病院、銭湯等があり寮生の憩いの場の一つであったように思う。
当時のパチンコ店は立ちっぱなし。パチンコ店で思い出されるのは「お楽しみの秀麗寮の皆さん、間もなく寮会が始まりますので早めにお帰りください」との店内放送。あたふたと帰ったかどうかは定かではない。
月1回の寮会で盗食が問題になったこともある。バイト等で遅く帰寮した寮生が自分の名札が掛かった夕食が見当たらない、誰かに盗食されてしまったのだが他の人のを食べるわけにもいかない。空腹をかかえて泣き寝入り。今のような飽食の時代ではない、空きっ腹の毎日であった。
休みの日は遊びに行く金もないので館内放送でソフトボールを募ると瞬く間に集まり終日過ごせた(寮は3食付き)。
今も交流があるNK君、FH君は別に、先輩のMY氏、他にGN・HK・SI君等々、懐かしい面々が目に浮かぶ(夫々エピソードは数え切れない)。
来年は是非寮士会の開催を願う(82歳、既にお迎えが玄関先まで来ている)。