心の灯
「第12期生同窓会(2023.10)」
山中 正幸さん(12期・経)
第23回秀麗寮総会後に箕面観光ホテルに会場を移して12期生同窓会を開催しました。
今水関西支部長や、総会の締めでは恒例の「いざ歌わんかな我が関西大学逍遥の歌」口上の小柳君たちの声かけ誘いで14名が集いました。
卒寿を迎える歳となり昨夜に食った食事の覚えもおぼつかないことはあっても、半世紀余年前の秀麗寮の生活は鮮明に覚えており、思い出話しに尽きることなく、秋の夜の更けるのも忘れた楽しいひと時でした。
2023年10月9日 於・箕面観光ホテル
参加者
伊藤正征 今水浩行 荻原足穂 白井政勝 小柳節夫 佐伯博康 末平博 丹治健三郎 東海恵治 前田道成 真島明 森兼昌紀 吉野光正 山中正幸
今水幹事の計らいで、
・一次会は宴会場で予算内に収まるように早々に
・二次会は大部屋で布団を捲り、時間を気にせず語りつくす
これが第12期生同窓会のいつものパターンです。
佐伯元委員長の弁「いつもながら寮同窓会となると嬉々として出て行くお父さんだと、おかあちゃんに言われ、物忘れが多くなったからと鞄の中身もチェックされて出てきた」と。
「佐伯、いつまでも仲が良くて羨ましい、俺なんかいつも喧嘩ばかり」とM君。
「Mよ、喧嘩できるうちは幸せもんよ。そのうち喧嘩もできなくなるから」とT君。
それからは取り留めもない話になりましたが、会話の一部を垣間聞くと
「マラソンが趣味で先月は257㎞走った」とM君
「俺は70歳からマラソンを始め、東京マラソンをはじめ国内マラソンの数々や、ボストンも走った」とS君。
「今年は連続5日間ゴルフをした」と、ツアープロ並みのY君。
「テニスでシングルの全国大会に挑んでいる」K君。 彼らは特例のスーパー老人?
「健康の内にと健常者有料老人ホームに移り、環境と施設の充実を満喫している」M君。
「四国八十八札所巡礼は満願し、今は三十三札所巡りで、今日も寄って来た」とM君。
「翻訳本を自費出版したが、日経新聞の書評欄では高い評価を得たが、35万円掛けたのに印税は7万円しか入らず赤字になった。皆に送るから買ってくれ」とO君。
しかし一方では今回の案内でも、コロナ禍で長い自粛生活が続いたせいか、大勢の中へ出かけるのが億劫になった、行きたいが体調不良で遠慮する、本人は健康だが家族の介護で空けられない、といった欠席者もあります。
卒寿を迎える年代となりますと、取り巻く環境や肉体的にも終活活動にも格差が見えます。されどわれらが秀麗寮同窓生、寮時代の話になるとみんな対等平等で敬称略で呼び捨ても親近感持って受け止める、そこが良いところでしょうか。
今日の総会で寮士会の運営資金が底をついているとの報告がありましたが、我らが同士は寮よりも寮士会を愛する仲間、資金寄付しようと幹事の一声で些少ではありますが、まとめて今水支部長に預けました。
冒頭の佐伯元委員長の奥さんの言葉「嬉々として出かける」言い得て妙あり、よく言ったものです。
因みに小生は、キングスレイ・ウォードの「読むことは人を豊かにし 話し合うことは人を機敏にし 書くことは人を確かにする」の言葉を今はボケ防止の座右の銘として、精進生活しております。
次回の再会を楽しみに、皆さんのご健勝をご祈念申し上げます。